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当日の様子/
The ceremony Dec.31

円に入る

円を渡る

円から縁へ

申年から酉年へ

​かわらけが繋ぐご縁


会場にしつらえられた陶板による白と黒の円。
 

申年の白い円では、猿にちなんだ干し柿とともに、
肘・膝でかたどるという、伝統的な技法で作られたかわらけで、

今年1年のお清め、円から本堂に向かって進みます。

かわらけに墨で酉年の抱負をしたため、

黒い酉の円に向かいます。

 

「かわらけ投げ」は円(的)に向かってかわらけを投げ、

円をうまく通過したら願いが叶う=円(縁)が叶う、という行為です。

このたびは酉年の黒い円が的​であり、ご参会の皆様には、

かわらけを投げると同時にご自身も円を通る=願いがより強く叶う、

という願いを込めた趣向となります。

酉年の円の中では、「酉」の象形文字にちなんだ菓子にて一服。その後、満願成就の気合を込めてかわらけ割。

おかえりの時には「味で今年を占う」という五味くじをお持ち帰りいただきました。

大晦日の張り詰めた空気の中、ひとときをご一緒いただいた皆様には、誠にありがとうございました。

どうぞ2017年が良き年となりますよう、

心より祈念いたします。

             くろ谷年越茶会実行委員会

                   亭主・衣装  藤本ゆかり


 

 

陶作品・茶碗   生駒啓子

茶碗・茶器    明主 航

菓子(茶席菓子) 出石陵磨

菓子(干し琥珀) 市川 萌

 

御茶 「和光」  丸久小山園

Special Thanks to:
土肥真司、井野英澄、市野亜由美、窪田智恵子

Ayako、中川夕花里、株式会社元禄畳
 

Cover photo by K.Zaiki

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